「pink」

晴天とは言えない秋の午後。
赤也と若は、若の部屋に運び込んだテーブルを挟んで座っていた。
「若。なぁ、若ってばー」
「何だ?」
「つまんねぇよー」
声をかけながら、赤也は若の隣に手と膝で進む。
「なぁ、ラブラブしよーって」
「断る」
伸ばされた赤也の手を、若はパシッと手にしていた本で払う。
「良いじゃん。若、キス」
「嫌だ」
「良いじゃん。折角一緒にいんだし。それに俺、今日誕生日なんだぜ?だからキス」
「どういう理論だよ」
ふぅと、若が息を吐く。
本を読んでいた手を止め、テーブル上に置く。
「なら、目を閉じろ」
「えっ、してくれんの?」
意外な言葉に、赤也が期待を込めて声を弾ませる。
より身を若へと乗り出して、笑顔を輝かせる。
「その代わり、済んだら宿題に戻れよ?」
「うんうんっ」
体を支える腕をピンと伸ばし、ご機嫌に赤也が瞳を閉じる。
若は傍にあったヌイグルミを手にすると、

ぽん。
「ふぇっ?」

ヌイグルミの口を赤也の口へと軽く当てた。
毛の感触に瞳を開けると、相変わらず呆れ顔の若が見える。
「ほら、してやったぞ」
「……」
ぽかんと、赤也が口を開ける。
どうやら上手く事態が飲み込めなかったらしい。
ヌイグルミを手に持ったまま、若は涼しい顔で赤也を見る。
「どうした?早く宿題に戻れ」
告げると、若はヌイグルミを元あった場所に戻す。
尚も口を開ける赤也を放って、若は読書を再開した。
「――ハッ。ちょ、ちょっと若!何の冗談だよ!らしくないっ」
「冗談じゃない。ちゃんとお前の要求に応じ、キスを経験させてやったろ」
「俺は、若とキスがしたいんだよ!!」
「俺はしたくない」
「何で!!!?」
「お前が不真面目だからだ!!!!」
「ぅわっ…」
若の怒鳴り声に、今度は耳がキーンとなってしまう赤也。
若が、きつく赤也を睨みつける。
「俺は、お前が一緒に勉強をしようと行ったから、宿泊する許可を出したんだ。
 いつになったら取り組むんだ。俺はもう終わったんだぞ?
 男なら一度交わした約束は守れ!」
「う゛っ…。だ、だって…宿題多いし…それに、今日は誕生日だし…」
「だから何だ?」
「うぅ…」
一層きつく睨まれ、流石の赤也も言葉を失う。
これ以上ごねたら、愛しの恋人を本気で怒らせてしまうかもしれない。
それどころか、愛しの恋人に本気で嫌われてしまうかもしれない。
「分かったよ…」
赤也は頷いて、テーブルの向こうへと戻っていった。
若の視線を感じつつシャーペンを握り、問題集と向かい合う。
そこには苦手なアルファベット達が、所狭しと並んでいた。
まだ、3%も手をつけていない。
「何だこりゃ…」
溜め息と共に、宿題を出された時と同じ嘆きを呟く。
真面目に取り組もうという気持ちがあっても、学力がついてこない。
理解出来ないから、自分には無理だ、どうでもいいと投げ出したくなるのだ。
それでも、若と比べたら答えは一つしかない。
何故なら自分は、何よりも若を愛しているのだから。
「えっと……」
「赤也」
「?」
唐突に、正面から若の声がする。
「ほら」
「え?」
赤也の目の前に、何かのファイルが差し出される。
若が手にしているファイルを受け取ると、
そこには宿題に出された問題集と同じ英文が並んでいた。
おまけに文字は全て、とても見慣れた事のあるくせを持っていた。
「これは…?」
「その問題集のヒントだ。
 例えば発音の問題には、提示された単語と同じ発音をする単語を書いてあるし、
 英文作成の問題には、どの文法と文法とを組み合わせれば良いのかを書いてある。
 それを見ながら考えれば、お前一人でも十分解けるはずだ」
答えながら、若が赤也の目の前に数枚のファイルを置く。
「でも、どうして…」
「昨日、お前に聞いただろ。宿題となった問題集は何だ、と。
 ちょうど同じ物を持っていたからな、暇潰しに作っておいた」
「暇潰しったって、この量だぜ?一体何時間…」
「それだけ何もする事がなかったんだ!いいから、お前はさっさと宿題をしろ」
そっけない物言いをして、若は本に目を戻す。
「若…」
自分の記憶が確かなら、今若が読んでいる本は昨日発売したばかりのはずだ。
少し頬が赤く見えるのは、赤也の錯覚だろうか。
「…サンキュー」
「感謝するのなら、それだけ早く終わらせろよ?」
「ああ、任せてといてよ!」
赤也は満面の笑みで頷くと、意気揚揚と宿題へと向かった。
分からない問題は若の作ったヒントを頼りに、懸命に考える。
すると不思議な事に、今まで苛めにしか思えなかった問題が少しずつ解けていく。
簡単とは言えないけれど、十分に理解が出来る。
(愛の力って偉大だ…)
若の文字に励まされながら、赤也は宿題に集中していった。
その様子に、若は本で口元を隠して微笑んだ。

−−−

数時間後。
「終わったー!」
シャーペンをテーブルに捨てて、赤也が盛大に伸びを行う。
「終わった、終わった。これで月曜日は大丈夫!」
「良かったな」
「だから若」
「ん?」
笑顔のまま、赤也がトテテテと手と膝で、若の隣へと駆けつける。
「俺とイチャイチャしよーぜ

「お前の頭にはそれしかないのか?」
「ない!」
呆れ顔の若に、尚も笑顔で断言する。
「俺の頭ん中は、24時間若とイチャイチャして、幸せになる事ばーっか」
「そんなだから、いつまでたっても英語が克服出来ないんだ」
「じゃあ、今度から克服するから俺とイチャつこうぜ。
 ほら、折角の誕生日なんだしさぁ、勉強だけって嫌じゃん」
もう諌められる理由もないと、赤也は若に擦り寄る。
顔を近づけて、ニコニコと笑いかける。
「キスしよ、若」
そのまま若の返事を聞かずに口唇を近づける。
あと口唇の距離があと数センチとなった瞬間、
「うぐ」
今度は、若の本によって阻まれた。
本の冷たい感触が赤也の口唇に伝わる。
「若…今度は何な訳?」
「別に」
「だったらキス…」
「これで今は我慢しろ」
つれなく言って、若は赤也の頭を撫でる。
「よく頑張ったな」
優しく、微笑みながら若は赤也の頭を撫で続ける。
「あの、若…?」
慣れない若からの接触に、赤也は思わず全思考を奪われた。
若の体温があまりに優しくて、ドキドキしてしまう。
「後でご褒美やるよ」
「え?…マジで?」
ああ、と若が頷く。
「だが妙な期待はするなよ?あくまで普通のご褒美だ」
「えー」
「このバカ」
頭を撫でていた手で、若が赤也を軽く叩く。
叱られた割に、赤也の笑顔は相変わらず上機嫌だった。
思うままにイチャつく事が出来なくても、結局赤也は、若と過ごせるだけで幸せなのだ。
不器用な若が、不器用なりにも自分を愛してくれる。
そう実感出来るなら、赤也はそれだけで満足だった。

−−−−−

「あ、やっと上がった。もう、俺も若と一緒に入れてくれれば良かったのに」
「断る。お前と入るとロクな事がない」
「俺は若にのぼせる程幸せになれるけど」
「まったく…」
はぁ…と深く、若が息を吐く。
「ほら」
「えっ?」
「ご褒美」
コト、とテーブルに白い箱が置かれる。
それは、自分の先輩がしょっちゅう持ってくる見覚えのある箱だ。
「まだ、バースデーケーキを食べてないだろ」
「でも俺、若の家族にも祝ってもらったし、
 夕飯だって俺の為に寿司まで取らせちゃったし…」
「今更謙虚になるな。お前らしくない」
背に隠し持っていた皿とフォークも置いて、若は赤也の傍に腰を下ろす。
箱を開いてケーキを取り出して盛り付けると、赤也の前に皿を置いた。
ケーキには『
Happy Birthday 赤也』と、桃色で書かれたチョコプレートが飾られていた。
カットケーキには、当然チョコプレートなど付いてこない。
恐らく若がケーキとは別にチョコプレートとチョコペンを買い、用意してくれたのだろう。
そして風呂上りにチョコプレートを乗せてから、ここへ持って来たのだろう。
明らかに若の手によるものとバレバレなのだが、若は自分がそうしたのだと気づかれたくないらしい。
(マジ可愛い…)
若自身のケーキを盛り付ける若を眺めながら、赤也はぼんやりと想う。
(このケーキだって、若が買ってきてくれてたんだろうな…)
真面目な恋人の事だ。
きっと数日かけて選び出し、今日自分が訪ねる前に急ぎ買いに走ったに違いない。
(俺って、今最高に幸せかもしんない…)
「どうした?食べないのか?」
「あ、ううん!食う食う!……っわ、これすっげぇ美味ぇ!!」
「大げさだな」
呆れた様に若は告げたが、表情は穏やかだ。
その後もバクバクとケーキを口に運ぶ赤也を見て、若は笑っていた。
「そんなに急いで食べるなよ。喉に詰まるぞ?」
「若のケーキなら、そうなってもいーよ」
「俺が困る」
ケーキを口に運びながら、若が赤也を突き放す。
だが赤也もめげない。
「若、食わせてよ。あーん」
「は?」
笑顔のまま大口を開け、赤也は顔を若へと突き出す。
誕生日なので、いつもより甘えたっても良いだろう。
「若、あーん」
「……はぁ。バカかお前」
「あー」
自分でもバカだとは思うが、後には引けない。
赤也は期待を込めて瞳を閉じて、心の底から祈る。
「本当にバカだな…」
(やっぱり無理だったかな…)
「ったく」
(?)
そっと、顎に手が添えられる。
口唇に、若の親指が触れる。
「これで満足か?」
「!」
直後、舌が柔らかく甘い『何か』を感じ取る。
クリームとスポンジと、小さなフルーツの味が口いっぱいに広がる。
信じられず瞳を開けると、目の前に頬を僅か赤く染めた若が見えた。
若の両手は、赤也の予想を確信へと導く様に、ちゃんと赤也へと伸びていた。
「一口、だけだからな」
「あ…うん」
若の手が、赤也から離れる。
よく考えれば、もう少しごねた方が吉だったのかもしれない。
しかし、若が普段より在り得ない位あっさりと承諾してくれたので、
頭が真っ白になってしまった。
(一番美味ぇ…)
しっかりと、赤也は全身で味わうように噛み締める。
今までバクバクと食べたケーキが、途端に勿体無くすら思える。
「何だよ。もう食べないのか?」
「ううんっ、食べる食べる!」
そして今度は、赤也は一口一口をしっかりじっくり味わいながら喉を通す。
食べてしまうのも勿体無いが、取っておく訳にもいかない。
(……あ、そだ)
途中、赤也がフォークを止める。
「若」
「何だ?」
皿の上にフォークを置いて、きちんと背筋を伸ばして正座する。
「ありがとな。俺、すっげぇ嬉しい」
「……まだ、早い」
「へっ?」
きょとんっと、赤也が首を傾げる。
若は何故か、少し頬を染めていた。
「とにかく早く食え。今日はお前の世話で疲れたからな。早く片付けて、寝たい」
「あー、何だよ、世話って。俺たちはラブラブな恋人だろ〜?」
「恋人である事は認めてやっても良いが、ラブラブではない」
「ほんっと、若ってば照れ屋だよな」
「赤也!」
「そこが可愛くて俺は好き

「煩い」
今の大人しさは何処へやら。
一度は優位に立てたと思った若だが、それは早計だったらしい。
赤也は普段の調子で明るく元気に、若を見つめている。
(何がこいつの心に触れるか分からないな)
内心、付き合い始めてから何百回目か分からない呆れを覚える。
呆れている内に、赤也が再びケーキを食べ始めたので、
若も怪しまれないよう残りのケーキを口にする。
赤也は、まだ自分の誕生日が終わっていない事を自覚しているだろうか。
やがて、二人の皿からケーキは跡形も無く消えた。

−−−

「ごちそーさまでした」
「ああ」
両手を合わせ、赤也が若に告げる。
若は小さく頷いて、二枚の皿を重ねた。
「何か今日は幸せだなー。いや、いつも幸せだけどさー」
赤也はテーブルに両肘を立て、両手に顎を乗せて回想を始める。
「今日はいつも以上に若の愛に包まれた、幸せな一日だったなー」
「お前はいつも以上に、俺の神経を逆撫でしてくれたけどな」
ご機嫌の赤也に対し、若は嫌味で返す。
いつものやり取りなので、二人とも気にはしない。
赤也は若に何を言われても、今日一日の幸せに浸ろうとする。
「絶対ぇ今夜は良い夢見るぞー」
「ケーキ一つで、随分と簡単な幸せだな」
「ただのケーキじゃねぇもん。若のケーキなんだから当然だろ?」
若の顔を見つめ、赤也は笑う。
「ホント、幸せ過ぎて死ねそーな位、幸せ

「……じゃあ、試してみるか?」
「試すって…何を?」

コトン。

テーブルの上に小さな紙袋が置かれる。
若のズボンポケットから取り出されたそれには、赤いリボンが貼り付けられていた。
「幸せで、お前が死ねるかどうか」
「え?なっ、えっ、お、俺が?」
「ケーキ一つでそこまで幸せなら、どうなるんだろうな」
す…と、包みを赤也の前へと滑らせる。
「何、若…?」
「赤也」
「あ、うん」
真っ直ぐに、若が赤也の瞳を見つめる。
「誕生日、おめでとう」
「あっ…」
若の表情が、優しく和らぐ。
滅多に見れない微笑に、赤也は顔を紅潮させた。
「じゃ、じゃあこれって…」
「俺からのプレゼントだ」
「……開けて、良い?」
「もう、お前の物だからな」
ドキドキを胸を高鳴らせ、赤也は包みに手を触れる。
僅かな重みが、手に伝わる。
紙を破らないように丁寧に開けると、中からは、
「うわぁ…」
赤い掌とは対照的に、手の中では銀色がキラキラと輝く。
「凄ぇ、シルバーブレスレットだ…」
指先で摘み、頭上の明かりに掲げる。
一層キラキラと、光が赤也の瞳に入ってくる。
「うわぁ…」
感嘆の吐息が、赤也から零れる。
「うわーうわー!」
宝物を手に入れた子供の様に瞳を輝かせて、赤也は銀色に魅入った。
「うわー!!」
「それしか言う事ないのか?」
同じ言葉しか吐かなくなった赤也に、若が苦笑する。
それほど嬉しがっているのだと思うと、悪い気はしない。
「だってすっげー綺麗じゃん!」
「言っておくが、本物じゃないからな」
「そーいうのはどーでも良いの。若が買ってくれた、って事が重要なんじゃん。
 若からのプレゼントだったら、50円の鉛筆だって俺にはダイヤ以上の価値だから」
「はっ?」
ぎゅっとブレスレットを握り締めて、赤也は満面に笑った。
若には、その延々と続く笑顔が何処から来るのか理解出来ない。
筋肉がつらないだろうかと、妙な心配までしてしまう。
それ以上に、
「よくそう毎度毎度、恥ずかしい台詞を口に出来るな…」
恥ずかしい台詞の教科書でもあるのかと疑問を抱いてしまう。
「だぁって、本当に嬉しいからさー!あー、もう本当幸せー!!」
「死ねそうか?」
「突っ切ってもう天国だよ!天国!むしろ生まれ変わった感じ!!」
「そうか。やはりバカは死んでも治らないものなんだな」
「へへっ。早速着けちゃおーっと
vv
赤也の『天国』という例えは的を射ていたらしく、
どうやら若の嫌味すら耳に届いてないらしい。
いや、嫌味すら愛の囁きに聞こえているのかもしれない。
「まったく……どうしようもない」
嬉々としてブレスレットを身に着ける赤也を眺めながら、若も笑う。
あまりに赤也が喜ぶので、何だか自分の事の様に思えてくる。
(自惚れだな。贈ったのは俺だぞ)
自分で自分に呆れていると、赤也が腕に着けたブレスレットを見せてくる。
銀色を揺らしながら、尚もご機嫌に笑いかけてくる赤也に、若も小さく頷いてやる。
赤也は本当に、幸せの絶頂を謳っている。
「…………」
幸せのあまり、一度死んで天国へ行って生まれ変わったと言うなら、
次この男はどうなるだろう。
そう、若は興味を抱く。
頭の中にある風景を実現させようと思うと、
そういう興味や好奇心を自らに根付かせるしかない。
「赤也」
「ん?――っ!」
赤也は、頭が真っ白になった。
今自分の身に何が起こっているのか、まるで分からない。

赤也は今、若に口唇を奪われていた。

「――――」
「…………」
口唇に、若の口唇の感触がある。
ただ重ねられているだけだが、全身に雷が落ちた様な感覚だ。
時が止まったのかと思う程、今にも心臓が止まりそうで、逆に怖くなる。
「……本当におめでとう、赤也」
「あ、ぅあ、え、あ…」
心臓が痛い。
「あ、あの、若…」
フン、と若が背を向ける。
若は急ぎ立つと、皿とフォークと箱を手にする。
「も、もう寝る!歯を磨いてくる!」
「え、あ、うん…」
今だ何が起こったかを整理する赤也を置いて、若は部屋を出る。

ピシャン!

「あっ」
戸の締まる音がして、赤也の意識が戻る。
口唇に触れて、キスを、若の口唇を思い出す。
「……死んでるどころじゃねーって……」
今すぐ、恋人の隣に行きたい。
隣にいたい。

「わ、若、待って!俺も磨くっ!!」

慌てて立ち上がると、赤也は若を追って飛び出した。

−−−−−

「なぁ、若」
「何だ?」
薄暗い部屋の中、二人は布団に包まっていた。
布団は二枚敷いたはずなのに赤也が若にくっついてくる為、結局一枚しか用を為さない。
若は赤也に背を向けたまま、用を尋ねる。
赤也は背中越しなのも関係なく、若に精一杯の愛しさを込めていた。
自分だけじゃなく、若も今夜は良い夢が見れると良いなと願う。
(いや、俺の愛で見せてみせるさ。今の俺なら、何でも出来そう)
「赤也?」
へへっと、悪戯っぽく赤也が笑う。

「また来年もよろしく!」
「早く寝ろ!!」

今日のこの幸せは、来年9月24日まで続いていくに違いない。

Happy BirthDay


・後書き(9月25日)
 何とかギリギリ間に合いました(安堵)。人間、やれば出来るものですね。
そんな訳で、赤也誕生祝話でした。いやぁ、おめでたいです。漸く祝えました。
去年は、よりにもよって赤也の誕生日に真若を更新しましたからね…。
思えば表での若との純愛話が少ない子なので、本当に書けて良かったです。
題は、私の赤也と若のイメージ色を足してみました。『赤+白=ピンク』で「pink」です。多分(ぇ)。

 しかし、久々の赤若単体で楽しかったです。
ヌイグルミも、恐らくゲーセンで赤也がプレゼントしたものだと思います
「これやるよ。可愛い若にピーッタリ
」「バカか、お前…(でも受け取る)」みたいな感じで。
 結局若も赤也が好きなので、最後には甘やかして…というか、
最初から密かに甘やかしてしまう感じです。ヒント集もその一つ。
ただ赤也が不真面目な内は、絶対に助け舟は出さないと心に決めていたんでしょうが。
あのヒント集も、赤也は絶対宝物に指定しますよ。完全保存版です。
 対して赤也の方は、ある程度までは若が甘やかしてくれる事は知ってるんですけど、
若が自分の想像以上に優しかったり愛情注いでくれたりするので、
益々若にのめり込んでいく感じではないかと思います。
何はともあれ、お似合いカップルという事で。

 本当に赤也、誕生日おめでとう!これからも若とラブラブ目指して頑張って下さい!
来年の誕生日には、今年以上の幸せを実感出来ると良いですね。
…ただ当分、ラブラブするのは無理だと思いますけどね…(シッ)。